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成長し続ける企業が心がけている3つのこととは?

成長し続ける企業が心がけている3つのこととは?

人はピンチに陥ると、その状況から抜け出そうと必死になります。でも、ピンチになるまではのんびり過ごしてしまいがちですよね。
私もそうです。健康に過ごしているとその健康が永遠に続くと勘違いしちゃいます。
夜ふかしが続いて寝不足になったり、不健康なものを食べたり、健康への配慮がおろそかになって運動不足になったり・・
その結果、風邪をこじらせ、体調不良や病気になることもあります。

健康のありがたさを心がけるため、私は新しい習慣をはじめました。
週に3回以上の運動と、体に良いものを取り入れようと心がけるようになりました。おかげさまで絶好調です。

運動 ジョギング

健康管理と会社経営の類似点から。

会社経営も健康管理に似ていますね。

2020年のコロナ禍で、多くの企業・事業者が窮地に追い込まれ、支援金などに支えられながらも新しい対策を緊急で模索していました。
あの病にはもう罹りたくないです。

日本経済が世界から遅れをとりつつも、社会情勢が少しずつ安定した現在の状況の中、今のうちに心がけること、習慣を見直したいものです。
では、成長し続けられる企業の経営者はどのようなことを日々心がけているか調べてみました。
事業内容は、規模など様々な要因はありますが、大きく3つのことが共通しているのではないでしょうか。
その心がけを保つための3つの問いを考えてみましたので紹介します。

1「お客様に満足してもらえるサービスを提供しているか」

2「柔軟な頭で新しい事業の創出を促す場をつくっているか」

3「従業員やメンバーそれぞれの成長や目標を見据えたコミュニケーションをとっているか」

ひとつひとつ、その理由を解説していきますね。

1「お客様に満足してもらえるサービスを提供しているか」

お客様対応

よく言われている「顧客満足度の向上」です。今、どのように取り組まれていますか。ずっと贔屓にしてくださっているお客様が突然離れていってしまった、ということは今までにありませんでした?

お客様の目線に立つと、本当にちょっとしたことで気持ちが離れるものだと、私も経験から思い出されます。
その点、成長する中小企業は、顧客との強いつながりを築くことに注力します。
例をあげると、「よなよなエール」というビールで有名なヤホーブルーイングさんなどがそうですよね。お客様とのコミュニケーションを大事にし、ファン化をうまく実現しています。

良好な顧客関係はリピートビジネスを生み出し、口コミや紹介による新規顧客獲得につながりますので、顧客の気持ちを満たす、おもてなしが大切となるのですね。

2「柔軟な頭で新しい事業の創出を促す場をつくっているか」

ビジネスアイディア

少し私の過去の話をさせてください。
私は県庁時代、様々な企業様の技術相談に対応したり、研究開発支援型補助事業の担当で多くのビジネスアイデアの創出を見させていただきました。
アイデアが出やすい企業は共通して経営者・会社の理念が明確でその方向にまっしぐら!という会社でした。そうすると、従業員も同じ方向を向き、補助事業でも審査員が応援したくなるため、事業のスタートがうまくいくのです。

ではどのような周りから応援される事業か?といったら、視点の広さや先を見据えたプラン、そして社会的に貢献するか?などでした。
このように、新規性を持って社会の動きに対応するのには柔軟な思考と新しいものを創り出す思考、それぞれが必要となります。今、新しいことに挑戦したい方はぜひ、この2つの思考をかけ合わせてみてくださいね。

ただし、残念ながら過去の実績を見たとき、応援され補助金を交付されたとしても、成功できる(事業化し売上を増加させる)企業は約33%でした(全国の統計でも同等でした)。

この33%の成功率を上げるにはどうすればいいのだろう、と当時、モヤモヤしていた私が出会ったのが「デザイン思考」でした。
デザイン思考は市場が求めているものを客観的に見つめ分析し、新しいプランを考えてはテストを繰り返し改善していく思考プロセスです。

今、デザイン思考を使ってサポートさせていただくことで、私の周りの起業家の目標をいくつか叶えることができました。
柔軟な思考をもって成功の確率を上げたいときには「デザイン思考」を取り入れてみてくださいね。

3「従業員やメンバーそれぞれの成長や目標を見据えたコミュニケーションをとっているか」

チームビルディング

2020年以降、Z世代が社会人になったこともふまえ、働くことに求める価値観が大きく変化していることを感じます。

大企業の中のチームづくりにも大きな影響を与えている著書「だから僕たちは、組織を変えていける」(斉藤徹著、クロスメディア・パブリッシング(インプレス) ) にも書かれているとおり、この数十年で、日本には「3つのパラダイムシフト」が起きました。
ネットの力で、場所や情報よりも「アイデア」が重要になった「デジタルシフト」、競争や成長よりも「つながりや持続可能性」が重要になった「ソーシャルシフト」、そしてコロナにより、管理や監視が難しくなり「主体性」が重要になった「ライフシフト」。

このような変化に伴って、従業員との関係性や事業のつくり方を変えてきた企業はどれくらいいるのでしょうか。ここでも柔軟な思考を持って、まずは身近な人との「関係性」から変えていくことで、成功へ転換していきたいですね。

具体的には、 成長企業は従業員のスキル向上や成長を支援し、チーム全体の力を引き出すためにトレーニングや教育に投資します。また、従業員のモチベーションを高め、働きがいを感じる環境を整えることで、生産性の向上や新しいアイデアの出しやすさを促進しています。
これらの要素は単なる数字を追った計画だけでなく、組織文化や価値観とも深く関連しており、バランスよく組み合わせることが持続的な成長を実現することとなります。